彫刻×川柳 大賞受賞インタビュー


大賞発表2

2014年 春 彫刻×川柳 では彫刻への愛情が感じられる名作が多数集まりました。川柳作品応募数139句の中から選考をさせて頂き、大賞はさびしんぼうさんからご投稿頂いた句とさせて頂きました。
日本彫刻センターでは、大賞に選出させて頂いた、さびしんぼうさんに受賞者インタビューを実施させて頂き、親子の素敵なエピソードをお聞かせいただきました。ぜひご覧ください。

aこの度は、2014年 春 彫刻×川柳 大賞受賞おめでとうございました。

bたくさんの作品の中から、大賞に選んでくださって、本当に嬉しく思っています。彫刻川柳って楽しい企画ですね。

aありがとうございます。今回ご投稿頂いたきっかけはなんだったのですか?

b私は川柳をつくるのが好きでいろいろと応募をしていまして、今回は川柳公募のサイトで募集を知りました。彫刻について父が私に言った言葉がずっと心に残っていて、今回ぜひそれを川柳として詠みたいと思って投稿しました。

a川柳公募サイトに彫刻川柳の募集が掲載されていたんですか?それは知りませんでした(笑)
お父さまが仰ったというのは、彫るのではなくて取り出すのだ、という言葉ですね?

bそうですね。子どもの頃は、油絵を描くことが好きだった父に連れられて、よく美術館に行っていました。訪れた美術館には、絵画のほかにも彫刻の作品があり、私は、初めて見た彫刻に感動したのを覚えています。そのとき、「上手に彫れているね」と言った私に父が「彫刻はね、彫るんじゃないんだよ、中から取り出してあげるんだよ。」と言いました。

aさびしんぼうさんが何歳くらいのことですか?

bたしか小学校高学年か中学生くらいの頃だったと思います。

a素晴らしい見方を教えてもらったのですね。その後の彫刻の見方や感じ方に影響があったのではないですか?

bそうですね、父のこの言葉に衝撃を受けたことは間違いありません。私は彫刻に詳しいわけでもありませんが、たまに子どもを連れて美術館にいき、彫刻と出会ったときにはいつも父の言葉を思い出しますし、「この彫刻も彫刻家さんに取り出してもらえたのね」というような気持ちで鑑賞しています。

a素敵なエピソードですね。聞かせて頂きありがとうございました。

b私も数十年前の父の言葉を川柳に詠むことができましたし、こうやって誰かに伝えて喜んでもらえて嬉しかったです。これからも是非この企画を続けてほしいです。

aありがとうございます。僕も、今回のような素敵なエピソードは、沢山の方にシェアしてもらいたいです。ぜひまた投稿もしてください。

bはい、ぜひ参加します。ありがとうございました。

aこちらこそ、ありがとうございました。
 

如何でしたか?とても素敵な親子のやり取りに、皆さまの胸にも浮かぶ想いがあったとしたら企画をした立場としてこれほど嬉しいことはありません。日本彫刻センターでは、こういった素敵なエピソードを広く発信していきたいと考えています。引き続き、皆さまのご参加をお待ちしています!

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