彫刻エッセイ 大賞受賞インタビュー


2014年度 彫刻エッセイでは魅力的な作品を多数ご投稿頂きました。さまざまな彫刻への想いやワークショップ参加を通じて感じた想いなど、どのエッセイも素晴らしく、その中から選ばせて頂くことは大変ではありましたが、2014年度の大賞はジロウさんの「ウサギを彫った時のこと」 とさせて頂きました。
大賞に選出させて頂いたジロウさんへ受賞者インタビューをさせて頂き、ワークショップに参加した経緯やその後のことなどについてお伺いしています。ぜひご覧ください。

a—この度は、2014年度彫刻エッセイ 大賞受賞おめでとうございます。

bありがとうございます。授賞のお知らせをいただき大変驚きました。リハビリみたいな文章なので恥ずかしい気もありますが、大変嬉しいです。

a—初めて木彫りのワークショップに参加されたときのことを書いてくださいました。どういったきっかけで参加をされたのですか?

bネットサーフィン中に偶然ワークショップを見つけました。それまでは木彫りにはあまり興味はなかったですが、お手本の木彫り作品がとてもかわいかったので速攻で参加を決めました。

a—そうなんですね(笑)。木彫り以外の彫刻に興味があったということですか?

b彫刻も含めて芸術全般に興味があります。学生のころから陶芸とエッチングをしていて、立体を作るのが好きです。

a—エッセイでは、愛犬への愛情と亡くなられた淋しさを率直に表されてくださっていました。

b実は、犬が突然死してからの心の動きは個人的な体験なので、人に話すのは避けていたんです。でも、木彫りをしている間に不思議と思い出した犬のことを誰かにきいてもらいたかったのかもしれません。

a—拝読しながら、なんだかとても大切な想いを聞かせて頂いているように感じました。このエピソード以外にもワークショップでお感じになられた ことはありますか?

b触ったり、光をあてたり、離れて見たりしながら木を自分の好きな形に作っていくのはとても楽しいです。初めてのことで、あまり思い切って削ることができませんでしたが、一度してみると、かなり削っても大丈夫なことがわかったので、つぎはもっと彫り込もうとか自分なりに課題もできました。

a—また参加されたいと思っていらっしゃるんですね?

bそうですね。木彫りの楽しさを知り、実はあれから2回参加しました(笑)
自分の彫刻刀も欲しいなと思っています。

a—相当楽しんでいらっしゃるんですね!

bはい。木彫りのワークショップは、日常生活にはないすごく集中できる貴重な時間だと思います。ワークショップではたくさんの知らない方々と一緒に作品をつくりますが、みなさんはどんなこと思って作られていたのかなあと聞いてみたい気もします。

a—そういった感想を共有できたら、より楽しそうですね。私が仲良くさせて頂いている彫刻家さんたちにお伝えてしておきます。大賞を受賞された ジロウさんには、副賞としてお好きな美術展のチケットと、彫刻家はしもとみおさんからご協賛頂いた木彫りの「わんわんキーホルダー」をお贈りさせて頂きます。

bありがとうございます!はしもとみおさんは去年個展を見に行った好きな作家さんなのでとてもうれしいです。

a—それは、ご本人も喜んでくださると思います!ジロウさん、これからもぜひ木彫りを楽しみ続けてくださいね!

bはい。ありがとうございました。

a—こちらこそ、ありがとうございました。
 

如何だったでしょうか。たまたま見つけたワークショップが、大切な思い出とつながり、彫刻とのつながりもまた続いていらっしゃるという、とても素敵なエピソードをお聞きすることができました。
日本彫刻センターでは、2015年度も彫刻エッセイの公募企画をさせて頂く予定です。引き続き、皆さまのご参加をお待ちしています!

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